カテゴリー別アーカイブ: ポスターフレーム屋外テスト

第6回 ポスターフレーム屋外テストの報告です。

みなさま、こんにちは。

3月25日より スタートした今回のテストですが、約2か月経過いたしました。

 

そこで、ここまでの中間結果報告させていただきます。

まずは、フレーム本体の状況報告です。

DSC_0021 フレームの各部分の状況としましては、

  • フレーム:フレームおよびフレームを固定するL字型の金具、ビスともにサビおよび劣化はみられません。
  • 透明版:目視による結果ですが、劣化および傷等はみられません。 バックボード:スチレンボードに関してはほとんど変化がありません。紙の段ボードに関しては歪みが発生しております。
  • 三角カン:こちらはサビが出てまいりました。しかしながら使用上問題がでるような劣化ではなく、表面上のサビといった感じです。 DSC_0023

つぎは、中の作品の状況報告です。

DSC_0026

上記画像の説明ですが、上部の4点はすべて新しい(テスト前の同じ作品)4枚です。光の反射により右の作品が薄く見えてしまいました。申し訳ございません。  下部の作品がテスト品になります。左から、

  1.  スチレンボード(のりパネ) 貼り
  2. 0.5mm + 段ボード仕様
  3. 0.5mm + スチレンボード仕様
  4. 0.8mm + スチレンボード仕様

となります。

  1. は色の退色が一番激しく赤・黄はもちろんすべての色が薄くなっております。
  2. は赤・黄の色はほとんど飛んでしまっています。しわはフレームの中では一番少ないでしょうか。(雨のあとの水分が早く乾いていた為)
  3. は2.と同様に赤・黄の色はほとんど飛んでしまっています。しわは細かく波打つようにまんべんなくしわがよっています。
  4. はほぼ3.と同じ状況です。

下記の画像は左がテスト前の作品で、右側が4.の0.8mm + スチレンボードの仕様となります。 また、画像下部の黒・赤・黄・青の4色の帯の部分ですが、こちらはレーザープリンターで出力したもので、擦り傷やキレで傷んでおりますが、色の劣化はあまりありませんでした。 DSC_0028   以上の結果より、自分なりのテスト報告を下記にまとめてみました。

  1. フレーム本体および透明版の劣化は2か月ではほとんど出ない。
  2. 三角カンのみサビが発生する。
  3. バックボードはスチレンボードであれば歪みや劣化が少ない。
  4. 作品は雨が内部に入ることによりしわがよる。
  5. オフセット印刷での印刷物は赤および黄の劣化が激しい。
  6. レーザープリンターでの出力は色の劣化が非常に少ない。

この結果で気になったことがあり、ざっくりと箇条書きにします。

屋外用のポスターフレームでの作品の劣化(色の退色)は?

実際に屋外のポスターフレームで仕様されている、保護フィルムのアクリル板(1.5mm)および防水パック(1.0mm)塩ビ板の紫外線透過率を調べました。

すると、 アクリル板は約85%の紫外線カット

塩ビ板は約30%の紫外線カット

ちなみに現在テストをしているフレームの0.5mm PETと0.8mmPETはほぼ同じで 約50%の紫外線カットでした。(簡易UV測定器による実測値)

そこで、次回からはフレームのさらなる期間耐久の調査、そしてUV対策の効果測定をしてみたいと思います。  

第5回 ポスターフレーム屋外テストの報告です。

 みなさま、こんにちは。50年ぶりの雨が降らなかったゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか?

(まだGW中の方もいらっしゃるとは思いますが。)

さて、3月25日よりスタートした今回のテスト企画ですが、早いもので40日が経ちました。

写真を見ていただくと共感いただけると思いますが、いい意味でも悪い意味でも『前回とほとんど変わりません・・・』

DSC_0722

色あせも一段落というところでしょうか?

左から2番目の紙製バックボードのスタンダードシェイプも若干歪んだままです。(前回の4月16日時点とあまり変わらず)ただ、劣化があまり進んでいないというのは素材自身の強度があるということなのでしょうか?

左から3番目・4番目のスチレン使用に関しては雨が降らなかったにも関わらず表面に水滴が付着しております。(若干乾いて少なくなってはいますが※下記写真参照)

DSC_0727

この水滴が付いた状況は中に入っている印刷物には非常に過酷なことで、紙自体のシワや劣化、インキ等の劣化(色あせ)に影響してしまうと思われます。

何とかこの状況を改善できないかと思い上部および下部の裏面にダクトを付けてみました。

DSC_0735

手前がダクトを配置したフレームの裏面です、ちなみに何本かの突起はストローを使用しております。(無理やりつけたので汚くてすみません。)

しかしながらこのダクトはGW前に付けましたが、あまり効果が無いように思われます。(もう少し効果がある方法を検討中です。)

DSC_0733

最後に裏面の全体図ですが、前回と変わっておりません。

次回は印刷物の状況をお伝えするため、一度フレームから印刷物を取り出し状況を確認したいと思います。

 

 

 

 

第4回 ポスターフレーム屋外テストの報告です。

みなさま、こんにちは本日は久しぶりに晴れました。

本日は晴れです。やっと春らしい暖かさが戻ってきました。

さて、テストスタートより23日か経過いたしました。

引き続き露のような長雨に見舞われテスト参加者たちは過酷な条件が続いております。

それでは久しぶりに晴れた日差しがまぶしい写真を見ながら状況を報告して参ります。

まず、全体の状況ですが少しずつ中の掲示物に変化が見られます。

DSC_0628

左から1番目のスチレンボードに貼られた作品は全体の色があせて薄くなってきました。

左から2番目のバックボードが段ボード製のスタンダードシェイプはばっくボードが湿気から乾燥を繰り返し歪んでまいりました。掲示物はほんの少しがあせてきた感じでしょうか。ただし、紙製のバックボードが水分を吸収するせいで表面に水滴はほとんど見らせません。

左から3番目のスチレンボードバックのSBモデルに関しては水滴が大すぎて掲示物の状況がわかりません。スチレンのせいでしょうか?水分がフレーム内部から逃げない状況になっております。

右端のスチレンボードバックで厚め保護フィルム(0.8mm)のSB-08モデルですが、左隣のSBモデルよりはひどくはありませんが、やはり水分が逃げない状況です。SBモデルとの水蒸気量の違いを自己分析にて推測致しますと『08モデルは保護フィルムが厚い分、水分の入るスペースが無かった為若干水蒸気が少ないのではないでしょうか?』

DSC_0634

上記画像は歪んだスタンダードモデルと水蒸気が逃げないSBモデルです。

DSC_0631 DSC_0630

また、スチレンボードフックのBB-1およびフレームの3角カンにサビが見られるようになってきました。

DSC_0636

裏面の目視に大きな変化はありませんが、スタンダードモデルはかなり歪んでおります。

 

以上が本日の報告となります。

引き続きテストを継続し、随時ご報告させていただきます。

第3回 ポスターフレーム屋外テストの報告です。


皆様、こんにちは本日はすごく寒いですね。

東京の23区のはずれは4月ながら雪が降っております。関東地方では5年ぶりだそうです。(5年前にも降ったんですね。)

昨日は暖かく日中は冷房を使っておりましたが本日はそれどころではありません。暖房を強にして寒さをしのいでおります。体が持ちません・・・・。

みなさま、お体にお気を付け下さい。

さて、テストスタートより15日か経過いたしました。

このところ不安定な天気が続き屋外テストとしては予想もしない非常に過酷な条件が続いております。(長雨・雪・風など)

それでは雪まじりの雨が降っている中、震えながら撮った写真を見ながら状況を報告して参ります。

まず、全体の状況ですが、全ての選手に均等に多くの雨がまともに降り注いております。屋根(雨避け)が無いのはやはり厳しい条件となっております。

DSC_0620

 

次に水滴がついている状態を切り取った画像です。

DSC_0622

ポスターフレーム全体に水滴がついております。ポスターフレームの中に雨水はたまっておりませんが、ある程度掲示物は濡れております。

DSC_0626

掲示物はさらにしわが寄ってきております。色の変化(退色)は現在の目視ではみられません。

ここで中の掲示物の用紙および印刷方法の仕様をご案内いたします。

コート紙(光沢のある紙の73kgベース)にオフセット印刷となっております。※印刷物としては若干薄めの紙となります。

DSC_0624

裏面の状況はこんな感じです。思いのほか紙ベースのバックボード(左から3番目)に湿度によるしわや劣化が見られませんでした。

 

以上が本日の報告となります。

引き続きテストを継続し、随時ご報告させていただきます。

 

屋外テストを始めて一週間が経ちました。

みなさんこんにちは、先日3/25より当店ポスターフレームの屋外での耐久テストを始めました。

本日が4/2なので、ちょうど一週間経過となりました。この7日間に昨日も含め2日間、数時間にわたり雨が降りました。

今回テストをしている場所は過酷な条件をあえて設定しているので当然ながら雨を避ける屋根などはありません。

また、ここ数日かなりの風が吹きましたが、固定に問題はありませんでした。※スチレンボードはボードフックBB-2(挟み込みタイプです)で固定しております。

あっ、ちなみに今回のテスト商品は当店新発売のポスターフレーム『ハング・シェイプ』に結束バンドという仕様で固定しております。(宣伝です)

さて、画像を添付しながら実況をして参ります。

DSC_0603

まず、表面の状態ですが、目視ではどれもほとんど変わっていないのではないでしょうか。

裏面は下記のとおりです。こちらも目視では変わっておりません。

DSC_0601DSC_0607ただ、やはり全く雨避けがないため、中に水分が入り日が照って来ると水滴となって透明板の内側に表れて来ました。

3種類すべての中の掲示物も若干水分でしわが発生してきたようです。

DSC_0599 一番変化のあったのは、やはりスチレンボードです、上記の写真のとおり少し反っきました。ただ、印刷物に関しては大きな劣化はみられません。

この状況での見解としては、一週間は屋外での掲示は大きな問題が無く飾れている。ということでしょうか。

以上が本日の報告となります。

引き続きテストを継続し、随時ご報告させていただきます。

 

ブログを始めました。

毎度ありがとうございます。パネルデポ店長の中村です。

ブログをはじめてみました。

皆様からのお問い合わせやご利用方法を参考に今後、当店扱い商品の新提案や、普段できない検証テスト等をこちらでご紹介していきたいと思います。

第一弾としては、皆様よりお問い合わせが非常に多い

当店のポスターフレームを屋外で使用したらどうなるのか?

です。当店のポスターフレームは現在、屋内専用となっておりますので保証の対象外となりますが、一定期間屋外で使用した場合の結果は私たちとしても非常に気になります。

そこで想像がつかないので屋外テストをしてみようと思います。

今回のエントリーは下記の4種類の選手たちです。

左から順番にご紹介します。

DSC_05602

  1. スチレンボード(5mm)に直貼り
  2. シェイプ-スタンダード(0.5mm  +  段ボード)
  3. シェイプ-SB(0.5mm  +  スチレンボード)
  4. シェイプ-SB-08(0.8mm  +  スチレンボード)

DSC_0574

ちなみに裏面はこんな感じです。

実は短期では実用使用をしたことがあるのですが、複数種類でのテストは今回が初めてです。

このテストは2015年03月25日よりスタートをしております。